こちらは、産業用エンジンメンテナンス.comを運営する中田エンジンが実施した
非常用発電装置のバッテリー交換の事例となります。
三菱のパッケージ型非常用発電機(パッケージ型式:PG78QY、エンジン型式:S6S9)で、
「バッテリーの交換目安時期が近付いたので、バッテリー(HSE-80-6)を交換してほしい。」
という依頼をいただきました。
非常用発電機のバッテリー交換時期は、型式によりますがおおむね5~7年程度です。
操作パネルやパッケージの扉裏などに、
バッテリーの型式、メーカー、製造年などが書かれた白いシールと、
交換目安時期が書かれたオレンジ色のシールが貼られていることが多く、
オレンジ色のシールを見ることで交換目安時期を確認できます。
今回、バッテリーシールに書かれた交換目安時期は2022年7月となっていました。
交換目安時期はまだ来ていませんが、使用状況により実際の交換時期が変化するため、
定期点検等に合わせて早めの交換を推奨しています。
また、定期点検時には電圧、内部抵抗、比重等の計測を行い、
メーカーの基準より劣化が進んでいるようであれば交換を推奨しています。
バッテリーは停電時にセルモーターを回し、エンジンを始動させるための重要な部品です。
交換時期を過ぎたバッテリーは、充電していても必要な電力が得られず
エンジンが始動できない可能性があります。
新しいバッテリーの取付後、電圧計測、内部抵抗計測、試運転を実施し、
正常に始動できることを確認して作業を終了しました。
お使いの発電機で気になることがございましたら、ぜひ産業用エンジンメンテナンス.comにお問い合わせください。