こちらは、産業用エンジンメンテナンス.comを運営する中田エンジンが実施した
駅前広場の非常用発電機の第四種点検と総合消防点検の事例となります。
三菱重工業の非常用発電機(エンジン型式:S6B-PTK)で、
中田エンジンが納入後からメンテナンスを担当させていただいている物件です。
今回は4年毎の第四種点検と、1年毎の総合消防点検を実施しました。
第四種点検では、
・バルブクリアランス調整
・燃料噴射タイミング確認
・バッテリー計測
・絶縁抵抗、接地抵抗計測
・保護装置試験
・振動、騒音計測
・運転データ採取
・他、各部点検
など1年毎の二種点検項目に加え、
・潤滑油交換
・潤滑油エレメント、燃料油エレメント交換
・燃料噴射弁分解整備、調圧
・油圧、水温スイッチ単体動作試験
・Vベルト交換
・冷却水交換(減圧水槽水入れ替え)
・冷却水ラバーホース交換
・冷却水ヒーター交換
・ターボチャージャーエアクリーナー交換
といった項目が追加され、2日間での作業となります。
この物件は納入からの期間が短く、当社で定期的なメンテナンスを行っているため、
エンジンと発電機に問題は見受けられませんでした。
しかし、冷却水減圧水槽のボールタップに漏れがあり満水警報が出ていました。
給水の圧力がボールタップの使用範囲より高くなっていたことが原因と思われます。
後日、ボールタップを新品交換し、給水圧力を下げ解決しました。