こちらは、産業用エンジンメンテナンス.comを運営する中田エンジンが実施した
非常用発電機の擬似負荷運転試験の事例となります。
ヤンマーのパッケージ型非常用発電機
(パッケージ型式:AY20L-500H、エンジン型式:AY20L-AP)で、
消防法に基づく、6年ごとの擬似負荷運転試験を実施しました。
負荷運転試験では、場合によっては商用電源を停電させなければいけないことがありますが、擬似負荷装置を使うことで商用電源に影響なく負荷運転試験を実施できます。
負荷運転試験は定格出力の30%以上で行うよう定められており、
0%→10%→20%→30%と段階的に負荷を上げていき、
各負荷での発電装置のデータ、振動や騒音を計測し、発煙状況を確認します。
最後は0%の無負荷運転でクールダウンさせ、
運転停止後に擬似負荷装置を外して復旧し作業終了しました。
始動時、激しく白煙が発生しましたが、点検での無負荷運転が続き、
燃焼未燃物が排気系に堆積していたものと思われます。
擬似負荷運転試験をするうちに未燃物が除去され、白煙はなくなりました。
これにより、本来の負荷運転試験の目的を達成したこととなりました。
今回の擬似負荷運転試験は計測結果に於いても問題なく、合格となりました。
消防法では、毎年の予防的な保全策を実施し、
かつ6年ごとの負荷運転試験を行うことが定められています。
弊社では、非常用発電機の維持・点検・消防点検から疑似負荷運転まで
一貫して実施することができます。
お使いの非常用発電機で気になることがあれば、何なりとご相談下さい。
非常用発電機の消防点検(https://industrial-engine-maintenance.com/lp/)
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