今回は、30年以上経過している【非常用発電機メンテナンス・修繕】についてお話します。
近年、自然災害や異常気象が続き、かつ消防法の改定などもあり、
お客さまからのお問い合わせが増えております。
『30年前の非常用発電機が故障しているけど修繕できますか?』
時には、
『銘板には、50年前の製造となっているけど・・・』
というような事もあります。
基本的には、各メーカーが定めている【法定耐用年数】は、15年です。
しかし、それ以上でも、しっかりとメンテナンスされておれば、
15年以上問題なくその役割を果たしているものもたくさんあります。
ポイントは、毎年、きっちりとメンテナンスがなされていたか否か・・・
20年以上前のエンジンでも、メーカーによっては現在もバリバリの現役機種も多数存在します。
その機種が廃盤になっても、主要部品は10年近く在庫されているものもあります。
これらは、弊社など各メーカー様と関連しているメンテナンス業者には、事前に通知があります。
いち早く、お客様にご連絡し、消耗部品を確保するということもよくあることです。
一つ問題は、電気部品です。
近年の制御回路の開発速度は著しく、古い非常用発電機の電気部品(特に制御回路)は、
もう手に入らないものが増えています。
そして、もう1つポイントとなるのが、メーカーが提供している部品が市場にあるかどうか・・・
既に該当する部品が市場にない場合は、修理ができません。
昨今の世の中の状況から、お客様にとっては、
【故障したからすぐに新しい非常用発電機への更新】
とはなりにくい、と推察いたします。
場合によっては、修繕や一部の改装で復活する場合もあります。
どんなことでもご相談ください。
お客様の立場に立って、可能な限りのご提案をお約束いたします。