延長ドレンボルト製作 - 修理・加工事例 - 産業用エンジンメンテナンス.com

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今回はミッション（ドレン部）の応急修理について紹介します。

普段、ボルトの折れ込み除去やヘリサート加工を出張にて修理させて頂いていますが

今回の現場のミッションの形状は頭を悩ませるものでした。

このようにドレン座面が奥まった位置にあり少しでも傾けてヘリサートタップを

タッピングしてしまうとネジ部と座面が傾き、オイル漏れを起こしてしまいます。

本来ならば車両からミッションを取外し、工場にて垂直になる様に設置し加工するのが

一番確実なんですが、時間的、費用的に厳しいとの事。

よく見てみると、使われていない奥のネジ部が綺麗に残っています。

そこで延長ドレンボルトを製作を提案すると、漏れが止まり締まれば大丈夫との事。

外したドレンを工場に持ち帰り、純正の首下長さ10ｍｍから20ｍｍに変更したものを製作。

後日、車両に取り付けオイル漏れ等を確認した処、漏れは無事に止まりました。

車検での整備でしたが、納期に遅れず、オイル漏れも直り

整備工場様には満足して頂きました。

大型エンジンからドレンボルトまで困った事があれば御相談下さい。