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CASE: クランクシャフトラッピング加工
- 修理・加工内容クランクシャフト ラッピング加工
- 業界重車両
- 部品名称クランクシャフト
- エンジンメーカー三菱ふそう
今回はクランクシャフトのラッピング加工を紹介したいと思います
加工前
この上の２枚の写真はラッピング前のクランクシャフトで、
分かりずらいかもしれませんが特に表面のオイル汚れやメタルで付いた摺動キズが目立つ部分です。
ラッピング作業の流れ
①洗浄
エンジンオイルまみれなので、灯油を使用しスチームで洗い流し脱脂します。
②亀裂チェック
特殊な溶剤を使い、目に見えない亀裂があるかどうか確認します。目視で
分かれば早いのですが、入荷するエンジンは酷使されたものやオイル
ハンマー、ウォーターハンマー等訳ありが入ってくることが少なくない
ので亀裂チェックを行います。
③計測
クランクシャフトが曲がってないか、ジャーナルとピン部分の外径が
減ってないかなど色々と計測をします。
亀裂や計測値に問題なければ、加工作業に進みます。
④ラッピング加工
専用のラッピングマシンを使用します。研磨ベルトを当てすぎる
と寸法が減るので見極めが重要です。隅のR部分はベルトが入ら
ないため、手磨きします。
加工後
くすんだ色も消え新品同様のかがやきです。
ラッピング加工後はジャーナルとピン部分の外径を計測します。ラッピング加工で寸法が
減ってないかの再確認をし、作業は終了です。
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