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CASE: シリンダーヘッドのヘッドボルト座面修正加工
- 修理・加工内容シリンダーヘッドのヘッドボルト座面修正加工
- 業界電源車
- 部品名称シリンダーヘッド
- エンジンメーカー
今回はシリンダーヘッドのヘッドボルト座面修正加工についてご紹介させていただきます。
この加工は弊社で行っているシリンダーヘッド単体整備やエンジンOH整備と一緒に行われることが多いです。
加工するシリンダーヘッドは電源車に搭載されている12気筒V型エンジンのシリンダーヘッドになります。
写真の様にヘッドボルトの締め付けにより、円を描くようにキズついた箇所を修正加工していきます。
フライス盤にシリンダーヘッドを水平に固定します。
加工するエンドミルがボルト穴の中心に来るように治具を使って芯だしします。
この工程を行うことにより、ボルト穴を中心とした正確な研磨ができます。
治具を外して、エンドミルに付け替えます。ヘッドカバー等のガスケットに加工カ所が掛からないかよく確認します。
加工後にヘッドボルトが段差を乗り上げない様に、使用するエンドミルはヘッドボルトより一回り大きいサイズを使います。
加工後の写真になります。キズは綺麗に無くなりました。
ヘッドボルトのキズえぐれが有る状態でヘッドボルトの締め付けを行うと、トルクが正しく伝わらないだけではなく、最悪の場合シリンダーヘッドが割れたりします。
そうなる前に加工修正したり、座面にキズがなくても締め付け前には座面にオイル等を塗布したり組付け方も気を使うことにより部品も長持ちします。
以上、シリンダーヘッドのシリンダーヘッドボルト座面修正加工でした。
弊社ではエンジンOHだけではなくシリンダーヘッドの平面研磨加工やシリンダーヘッド単体整備も行っています。
部品単体での加工も承りますので、お困りのことがありましたら是非お問い合わせください。
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