産業用エンジンメンテナンス.comの溶射事例 詳細
CASE: 平面溶射
- 目的部品の長寿命化
- 業界産業機械部品
- 対象平面形状
- 溶射材料超硬(サーメット)溶射
こちらは産業エンジン.COMを運営する、(株)中田エンジンでの施工事例です。
今回は金属の平板に超硬溶射を施工し、耐摩耗性の向上を目的とし、
新規製作図面から事前に摩耗対策しております。
弊社では軸物に溶射施工依頼が多いですが、平面溶射施工も行っております。
平面研磨機に乗るサイズであれば、平面研磨仕上げで公差狙いも可能です。
・点検
入荷時の状態、寸法を点検しておきます。
・サンドブラスト
溶射の密着性を高めるため、サンドブラストにて面を荒らしていきます。
※平面溶射では特に四方よりカケ、剥離が付き物ですので、キッチリと当てます。
・溶射段取り&溶射
平板なので固定するにも専用治具を製作する必要があります。
穴を利用するのですがなんともΦ4以下なので、専用形状のM3ボルトも自作しております。
溶射皮膜の均等性もあり、ロボットにてプログラムを組み、均一に溶射皮膜が形成できるよう段取りしていきます。
溶射材はWCを使用し、耐摩耗性を考慮しました。
・バフ磨き
図面上研磨指示がありませんので、溶射肌にて仕上がりとなるのですが。
溶射のみだと梨地肌なので、バフ磨きにて滑らかな仕上がりにしております。
これにて仕上がりとなります。
今回は溶射にバフ磨き仕上げですが、寸法公差がある箇所には、
弊社にて平面研磨加工して納めることも可能です。
使用用途は様々ありますが、どこか丁度良い対策となれば。
ぜひお問い合わせください。