エンジンメンテナンスにおける基礎知識

非常用発電機の種類

非常用発電機にはその用途によって3つの種類に分けられます。

1.防災専用の非常用発電機

防災専用の非常用発電機は、停電信号を検知してから40秒以内に、自動で防災負荷に給電しなければなりません。防災負荷とは、消防法で定められている消火の用に供する設備(スプリンクラ用電源・消火ポンプモータ用電源、消防用非常コンセント設備等)です。

2.防災及び保安兼用の非常用発電機

防災及び保安兼用の非常用発電機は、上記の防災専用非常用発電機に保安用負荷も担うように設計されているため、発電機の容量がアップされています。消防法に規定されている防災負荷に加えて、建築基準法で定められている消防用非常用エレベータへの給電やお客様ごとに、停電時に大きなリスクをともなう設備(冷凍装置や溶鉱炉、救命設備等)に給電されます。

3.保安専用の非常用発電機

保安専用の非常用発電機は、消防法では点検の義務化がされておりません。お客様ごとに、停電時に絶対に運転を継続しなければならい設備に給電する非常用発電機です。

上記の1及び2が、消防点検の対象となります。
では、それぞれの非常用発電機について詳しく見ていきましょう。

 

防災用非常用発電機/防災及び保安兼用非常用発電機

防災用非常用発電機も、防災及び保安兼用非常用発電機も消防法上、点検対象の非常用発電機となり、扱いは同じになります。
ホテルや百貨店、オフィスビル、病院、競技場、イベント会場、老人施設、ショッピングセンターなど不特定多数の人が出入りする建築物には火災などの災害発生時に被害が拡大するのを防ぐため、防災設備の設置が法令により義務付けされています。しかし、災害により停電が起きてしまった場合、防災設備が作動しないということがあります。そこで、防災用の非常用発電機が必要になります。

こうしたいつ起こるか分からない災害発生時に、しっかりと非常用発電機が作動するために定期的にメンテナンスを行うことが重要になります。

具体的に、下記の下記4点の項目をそれぞれ定期的にメンテナンスすることが義務化されています。
①半年に1回の「機器点検」
②1年に1回の「総合点検」
③1年に1回の「予防的な保全策」の実施
④6年に1回の「負荷運転」または「内部観察」

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保安用非常用発電機

一方、保安用非常用発電機は法令で義務化はされていませんが、企業のBCP(Business Continuity Plan)の観点から設置が推奨されています。BCPとは、事業継続計画のことで、企業が何かしらの緊急事態に遭遇した場合において、損害を最小限にとどめ、事業の継続もしくは早期復旧を可能とするために、平時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

「保安用」の場合も「防災用」と同様、万が一の場合に備えて非常用発電機を設置し、定期的にメンテナンスをすることが重要です。

 

非常用発電機の点検・メンテナンス事例

 

1.特別養護老人ホームにおける非常用発電機(AP115B)点検整備事例

こちらは、非常用発電機の点検整備事例です。以前までの整備歴が不明であり、初回の負荷試験に向けて現地調査を行い、その際に交換が必要なものがいくつか見受けられたので、緊急点検整備を実施しました。消耗品や劣化部品の交換、電装部品の交換及び動作値の確認、無負荷試運転での振動、騒音計測を実施いたしました。

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2.警察署内における非常用電源設備に対する定期点検・保全・整備事例

こちらは、ある警察署内における非常用発電機のメンテナンス事例です。今回の非常用発電機は年数をかなり経たエンジンでしたが、今後数年は、その発電機を使用したいとのことでした。そこで、当社で点検・保全・整備を実施。経過年数の経ている古い発電機であり、今後部品の調達が困難となることが予想されたため、部品の確保も含めた点検をいたしました。

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3.非常用発電機の内部観察事例

こちらは、高性能の内視鏡を用いて非常用発電機の内部観察を行った事例です。こちらの事例では、設置環境や定格出力によって負荷試験を行うのが困難でした。そこで、当社が保有する国内最高性能の内視鏡を使用。インジェクターと呼ばれる燃料噴射弁を取り外し、取付穴から内視鏡を挿入し、燃焼室の内部を観察するという点検を行いました。

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今回は、非常用発電機の種類ろBCPの観点からみるメンテナンスの重要性についてご紹介いたしました。産業用エンジン メンテナンス.comを運営する中田エンジンでは、非常用発電機のメンテナンスに必要な機器点検、総合点検、予防的な保全策の実施、(疑似)負荷試験、内部観察まで全てを一貫して対応することが可能です。お客様の大切な設備の総合ホームドクターとして、コスト削減ときめ細かい対応をお約束いたします。

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