エンジンメンテナンスにおける基礎知識

消防用の非常用発電機は、毎年の総合消防点検において、絶縁抵抗・接地抵抗の計測が求められています。

今回は、その絶縁抵抗・接地抵抗の計測についてお話したいと思います。

 

参照元:日本車両殿HP

その①:絶縁抵抗とは?

電気機器の漏電しにくさ(絶縁性)を表す数値で、
絶縁抵抗が低下すると漏電が発生する危険性が高くなります。

 【基本的に、抵抗値が高いほど絶縁性が良いことになります】

 

〇絶縁抵抗の計測方法
 絶縁抵抗計を使って計測します。
 1,ロータリースイッチを計測したい機器に適した電圧にあわせる。
 2,黒い測定リードを、機器のアースにあてる。
 3,赤い測定リードを計測したい線や端子にあてる。
 4,MEASUREボタンを押し、数値が安定したところで値をとる。
 ※制御基盤、AVR等、過電圧で故障する恐れのある部品については
  あらかじめ配線を外し、測定時に印加されないようにしておく。

〇設定電圧基準
 25V/50V :電話回線用機器等
 100V/125V:100V系の低圧電路
 250V    :200V系の低圧電路
 500V    :600V以下の低圧電路
 1000V  :600V以上の高電圧設備

〇絶縁抵抗の判定基準
 300V以下の対地電圧150V以下: 0.1 MΩ以上
 300V以下の対地電圧150V超過: 0.2 MΩ以上
 300V超過: 0.4 MΩ以上

〇実際の計測例

              写真の計測結果は2000MΩより大きいとなっています。
              対象装置はAP115B、電圧220Vの発電機で、0.2MΩ以上が判定基準なので
              絶縁抵抗の基準を十分に満たしていると言えます。

 

その②:接地抵抗とは?

漏電時、漏れた危険な電流が人体や他の機器に流れ、感電事故や機器故障
を起こす危険性があります。
その対策として機器の外箱などを、地面に埋めた電極と接続してアース(接地)をとり、
漏電時の電流を大地に流すようになっています。
このときの大地への電気の流れにくさ(抵抗)を表すのが接地抵抗です。

 【基本的に、抵抗値が低いほど接地性が良いことになります】

 

〇接地抵抗の計測方法
 接地抵抗計を使って計測します。
 1,テストリードの黒を、計測対象のアースにつなげる。
 2,計測対象から10m離れた地面に補助接地極を刺し、
  テストリードの黄色(P)をつなげる。
 3,計測対象とPの延長線上で、計測対象から20m離れた地面に補助接地極を刺し、
  テストリードの赤色(C)をつなげる。
 4,接地抵抗計の計測ボタンを押すと計測を開始し、
  数秒後に測定結果の数値が表示される。

 接地抵抗の判定基準
  A種接地(高圧又は特別高圧の機器外箱やケーブル等)
     …10Ω以下
  B種接地(変圧器の二次側低圧電路の中性点又は一端子)
     …150/IΩ以下 (300/IΩ以下、600/IΩ以下)
      ※Iは変圧器の高圧側又は特別高圧側の1線地絡電流(単位:A)
  C種接地(300V~600Vまでの低圧電気機器や配線工事の金属部分)
     …10Ω以下
  D種接地(300V以下の低圧電気機器や配線工事の金属部分)
     …100Ω以下

〇実際の計測例

              写真の計測結果は1.48Ωとなっています。
              対象装置はTNGP-60K、電圧220VでD種接地となり、
              100Ω以下が判定基準なので、接地抵抗の基準を十分に満たしていると言えます。

 

以上、絶縁抵抗・接地抵抗の計測について説明いたしました。

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