シリンダーヘッドバルブシート加工 - 修理・加工事例

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今回の紹介事例は、ヤンマー製エンジン型式4TN100の

シリンダーヘッドの修理に関してです。

今回は、ヘッドの構成の中で一番重要な部分であるバルブシートに

異物が嚙みこみ、かなり深い打痕傷が付いた為、シート研磨を

試みましたが研磨限度を超えるほどの傷でした。

しかも通常ヘッドであれば部品としてシートリングが圧入されて

いて部品交換可能なのですが、このヘッドは一体型の直加工の　　

タイプでシートリングを交換する事が出来ませんでした。

部品交換での対応が出来ないと言う事で、

シート部にザグリ加工を施し、そこへ加工寸法に合わせた

シートリングを製作し、加工したヘッドに圧入をした後

バルブアタリ面の仕上げ加工で完成と言う流れで修理しました。

　　　　　ザグリ加工実施

　　　　　仕上げ加工完了

今回紹介させて頂いたヘッド以外のメーカーでも、

同様のタイプのヘッドが存在しています。

また、バルブガイドに関しても同様の直加工のタイプの

ヘッドも存在します。

上記のようなヘッドで摩耗や傷などでお困りな場合でも、

諦めずに一度弊社にご相談下さい。きっとお役に立てるはずです。