産業用エンジンメンテナンス.comの溶射事例 詳細
CASE: 金属カラーへの溶射
- 目的部品の長寿命化
- 業界工業機械
- 対象シールカラー
- 溶射材料セラミック溶射
今回はいつものようにセラミック溶射・研磨を実施しました。
普段のシャフトとは違ってリング形状のシールカラーに施工します。
加工工程での注意点と問題となるポイントは3つ
➀下処理(ブラスト)
②リング形状の溶射をどのようにして行うか
③溶射後の加工(研磨)をどのようにして行うか
➀下処理
加工前の段階で変形や歪みがある品物もあります。これ以上の変形を抑えるようにブラスト処理をします。
②リング形状の溶射
リングのような特殊形状では機械に設置・作業ができないので治具を使用して作業しました。治具のないものは製作して対応します。
溶射による焼けもエアー冷却でしっかり熱対策します。
③溶射後の加工
②同様に治具を使い内径の芯を基準とし、外径も同心に研磨作業しました。
今回はリング状の特殊な形状でしたが、良好に仕上げることができました。
弊社㈱中田エンジンは、形状にもよりますが軸・シールカラー・プレート(平面)の溶射も可能です。
また溶射のみのご要望も可能です。