産業用エンジンメンテナンス.comの溶射事例 詳細

CASE: カットホルダーへのセラミック溶射

  • 目的部品の再生・修理
  • 業界繊維産業
  • 対象カットホルダー
  • 溶射材料セラミック溶射
  • カットホルダーへのセラミック溶射 その1
  • カットホルダーへのセラミック溶射 その2

  

加工前                加工後

 

 

今回はカットホルダーという糸を通す品物にセラミック溶射を施工しました。

左上の写真の赤の矢印の部分に糸が通るのですが、母材のまま使用すると摩耗して品物交換のタイミングが早まります。

なので品物の長寿命化をねらいセラミック溶射加工をします。

 

完成までの流れ

脱脂洗浄→ブラスト処理→溶射→バフ手仕上げ磨き

 

 

まず脱脂洗浄をしてから、セラミックの密着性を高める

ためにブラスト処理を行います。

写真では分かりにくいかもしれませんが、品物の表面

はブラスト処理で荒れています。

 

 

 

溶射後です。使用した材料はアルミナ60%チタニアが40%

配合されているものです。性能として耐摩耗・高密着・靭性

が得られます。溶射をすると黒くなります。

写真の黒い部分はセラミックがのっています。

 

 

 

 

 

セラミック溶射後は表面が粗く細かい凸凹面なので、仕上げにバフで磨いてある程度滑らかな表面になりました。糸が通りやすくなりますね。

これで完成です。

 

磨くと表面は滑らかになり、若干光が反射します

 

 

 

今回の品物は中田エンジンで数回溶射加工している再生品です。母材が使用できなくなるまでセラミックコーティングで使用可能にし、品物の長寿命化にも一役買っています。

再生品のセラミック溶射加工については是非、連絡お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

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