産業用エンジンメンテナンス.comのエンジントラブル対応事例一覧産業用エンジンのトラブルを幅広いサービスで解決してみせます!
CASE: エンジンが焼き付いてますが、要因はエンジン以外の所にも?!
- トラブル内容その他
- 業界
- 使用業界農機
- エンジン出力42~52kw
-
分解途中のクランクに焼き付きによる変色がみられます。
-
クランクのスラスト部分に亀裂の疑いがみられます。
こちらは産業用エンジンメンテナンス.comで対応した、
ヤンマー製ディーゼルエンジン4TNV98のオーバーホール後のトラブル対応です。
このエンジンは弊社でオーバーホールを実施し、納入後10時間程度の稼働で、
『 クランクの回転が重くなった 』
『 オイルに金属粉が混入している 』
との御報告をいただき、再度、分解調査に至ったケースです。
1度目のオーバーホール時に弊社内で納入前試運転も行っているので、
理由は見当がつきません。
ただし不具合発生までに、あまりにも稼働時間が短いので、
搭載機械との組み合わせによる不具合は気になるところです。
実際に不具合後の二度目の分解を進めてみると。。。
クランクシャフトのリア付近が青く変色しているのを確認しました。【写真左】
さらに分解を進めると、リア側のスラストメタルが、削れて溶け始めてます。
クランクの点検をすると、スラストメタルのあたり面に亀裂らしきものがみられました。【写真右】
結果的には。。。
『 エンジンリア側に接続されるトランスミッションによって、
クランクシャフトが押されてる状態ではないか? 』
との結論に至っています。
過去にも同様の事例が。。。
エンジンとトランスミッションの接続時には、
接続前のクランクエンドプレーと接続後のエンドプレーの値を比較して、
クランクに無理な力がかかっていないか確認するのも重要なポイントです。
特に。。。
トランスミッションも整備した際は、接続状況が変わっているという想定で、
点検した方が間違いないと思われます。
組み合わせでの状態が基準値におさまっているか確認は必須です。
組付け時にインパクト等の電動・空圧工具に任せてしまうと、
思わぬ被害を見落としてしまう可能性もありますので充分な注意が必要です。
今回は、エンジンの機械搭載時のトラブル事例でした。
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