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CASE: シャフトの摩耗再生
- サービス名
- 業界回転軸・シャフト 再生
- エンジンメーカー
- エンジンサイズ-
こちらは産業用エンジンメンテナンス.comを運営する㈱中田エンジンが施工した
軸・シャフトの再生加工の事例です。
エンジンや発電機のような回転体には、
軸とケースの間に、ベアリングとオイルシールが組み合わせられるパターンが多いです。
経年が進むと、
・シールのあたり面がスジ状に摩耗 → オイル漏れ
・ベアリングの受け部が摩耗 → 振動・損傷
と症状が出始めます。
今回の再生個所は軸受け部です。
特徴は、1つのシャフトに
・スリーブ圧入による軸受け部再生
・SUS溶射による軸受け部再生
と2種類の方法で施工した点です。
まずはスリーブ圧入
溶接して修正してあった不具合の表面を取り切ります。
不具合部分を削り落とした後の寸法に合わせて圧入用のスリーブを製作します。
スリーブ圧入後、旋盤で整えて、研磨で仕上げます。
軸の端部で、面荒れの深さが深かった場合の修繕方法です。
次に、溶射による再生
不具合の面荒れがΦ2.0ｍｍ以下の場合に溶射が有効です。
研磨によって、交差Φ0.01ｍｍ以内をねらって仕上げます。
軸の中間部で、面荒れが薄いのでスリーブではなく、溶射が有効な状態でした。
今回は軸受け部の再生で金属溶射でしたが、オイルシール部の摩耗の再生には、
溶射材をセラミックや超硬に変更し再生することが多いです。
最後に、ロボットSUS溶射の関連動画を紹介して以上とさせていただきます。
参考：㈱中田エンジン施工＃ガスワイヤーSUS溶射＃内径溶射
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