圧縮圧力の低下① - 産業用エンジンメンテナンス.com

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産業用エンジンメンテナンス.comで点検した、

ディーゼルエンジンの始動不良の改善事例です。

稼働中にエンジンが停止したとのことです。

エンジンが機械に搭載された状態で、

燃焼室の圧縮圧を計測したところ、

基準値を満たしていませんでした。

ヘッドを解放し点検を実施しました。

結果、バルブとシートのあたりが悪く、

燃焼室の圧縮が確保できないことが始動不良の原因でした。

バルブ研磨ならびにバルブシート研磨を行い、圧縮圧の改善を図りました。

当社では、バルブ抜けの確認に際して

・バキュームによる負圧点検

・光明丹での目視点検

でダブルチェックを行っています。

エンジンが始動しないという場合に多いのが、この圧縮圧力低下という要因です。

圧縮圧力の測定は機械搭載の状態でできる場合が多いですが、

圧縮圧力の不足が確認された場合は、

・ヘッド点検

・燃焼室の点検

と、エンジン内部の整備が必須となります。