産業用エンジンメンテナンス.comのメンテナンス・オーバーホール事例 詳細産業用エンジンのトラブルを幅広いサービスで解決してみせます!
CASE: SAA4D95LE-5 エンジンオーバーホール【PC128US-8】【PC128UU-8】【PC138US-8】
- サービス名
- 業界建設機械
- エンジンメーカー
- エンジンサイズ3.5L
こちらは産業用エンジンメンテナンス.comを運営する中田エンジンが実施したエンジンオーバーホールの事例となります。(作業途中の記事となります。。。)
今回ご紹介させていただくのはコマツ製ディーゼルエンジン”SAA4D95LE-5“になります。
PC128US-8に搭載されているエンジンです。
ブローバイが多い、ブローバイホースからオイルが出てくるといった症状でお問い合わせを受けお預かりさせていただきました。
このエンジンはWA100にも搭載されてますがPC128US-8、PC128UU-8、PC138US-8に搭載されている物で当症状の問い合わせが多く感じます。
大体の原因は過去の実績もあるので推測できますが分解していきましょう。
部品をどんどん外していきます。今のところオイルシールの漏れぐらいでブローバイの原因はでてきません。
余談ですが、クランクシールのリップ部分が直接クランクシャフトに当たるエンジンについてはシールの交換だけではオイル漏れが治らない場合があります。リップ部に回転するクランクシャフトが触れ続けることにより、摩耗してリップの当たりが悪くなるのです。弊社ではこのようなものも溶射を行い修正します。
シリンダーヘッドを取り外しました。特に異常は見当たらないですね。
ピストンを取り外すと・・・
4気筒のうち3気筒のピストントップリングが折れていました。
多くのエンジンのピストンリングはコンプレッションリング、オイルリングと呼ばれるものが組み合わさっています。この二種類が組み合わさることによってシリンダー内の気密の保持及びオイルでの潤滑、ピストンの放熱を行っています。
今回折損していたトップリングはコンプレッションリングと呼ばれシリンダー内の気密を保つ役割をしています。
それが折損したことでシリンダー内の気密が保たれなくなり、圧縮ガスがクランクケース内に漏れ(シリンダーから漏れ出た圧縮ガスをブローバイガスといいます。)ブローバイが多いという症状を引き起こしていたと考えられます。
また、折損したピストンリングによるシリンダーの傷も見受けられました。
ピストンリングとピストンを交換するだけではシリンダーの傷により圧縮は元に戻りません。
今回は傷ついたシリンダーのボーリングを行いオーバーサイズのピストンとリングを組付け元の圧縮を完全に復活させます。
作業途中のためここまでです。
今回のユーザー様はリコンエンジン(リビルトエンジン)に載せ替えも検討されてたのですが、現品でのオーバーホールの方がかなり安価だったこともありご依頼いただきました。
弊社では実績も多数あります。SAA4D95LE-5でブローバイが多いといった症状でお困りでしたら是非お問い合わせください。
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