非常用発電機メンテナンス=ガバナスイッチ調整= - 産業用エンジンメンテナンス.com

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産業エンジンメンテナンス.COMにて実施した、非常用発電機の点検整備の詳細な内容をご紹介したいと思います。

今回は、

【ガバナスイッチ】の点検･調整についてご紹介します。

以前に掲載した案件で、ガバナスイッチの点検も併せて実施しました。

今回は、1800 min^-1以上の非常用発電機に使用されることの多い、

パルス信号式のガバナスイッチでしたので、

〈パルスジェネレータ〉

を使用し、点検しました。

［着火速度検出］

基準値　400～450min^-1

のところ、

計測結果　→　約440min^-1……　　良好！

［過速度検出］

基準値　定格回転数×1.15 min^-1 　3600 min^-1×1.15＝4140 min^-1

のところ、

計測結果　→　約4250 min^-1…　　回転が高すぎるため、不適合！

加速度検出の調整をし、再度点検して、良好を確認しました。

この回転の設定値が高すぎると、異常時に過回転となってしまった際に、

警報が出ずエンジン回転が高いまま運転を続けてしまい、

様々な影響を及ぼすことが考えられます。

今回は約100回転のズレでした。

機械部品のため使用時間や期間、運転時の振動等により設定値が変位してしまう場合があります。

普段は見えない所に隠れている部品ですが、安全上とても重要な役割を担っています。

産業用エンジンメンテナンス.COMでは、定期的な点検を推奨致しております。