産業用エンジンメンテナンス.comのメンテナンス・オーバーホール事例 詳細産業用エンジンのトラブルを幅広いサービスで解決してみせます!
CASE: QSL9-4A エンジンオーバーホール
- サービス名当社工場内 整備・オーバーホール
- 業界建設機械
- エンジンメーカーカミンズ エンジン
- エンジンサイズ9L
こちらは産業用エンジンメンテナンス.comを運営する中田エンジンが実施したエンジンオーバーホールの事例となります。
今回ご紹介させていただくのはラフタークレーンに搭載されている
カミンズ(CUMMINS)社製QSL9-4Aとなります。
不具合エンジンが弊社に入場し、整備完了するまでの流れを大まかに説明させていただきます。
まず、ユーザー情報では 『エンジンオイル内に水が混入している』 といった事前情報で入庫しました。
点検しますと確かにオイル内に水混入、白濁した状態でした。
【オイルクーラー内部】
分解を進めますと
・シリンダーライナーラバーリングの劣化による水漏れ
・シリンダーとピストンが焼き付いている状態
が確認出来ました。
エンジンオイルに水が混入したまま稼働することによって、
エンジンオイルの潤滑性能や冷却性能が低下し、焼き付き等の不具合の原因となります。
定期的なオイル交換と基本的な日常点検で早期発見することが最善策と言えます。
ここからは、不具合の見落としがないか入念なチェックが始まります。
シリンダーブロック、シリンダーヘッドは冷却水回路に水圧をかけ亀裂やピンホールがないか点検し再使用可能か判断します。
エンジンオイルに水が混入する原因となる亀裂やピンホールは目視での発見が困難です。
水圧をかけ確実に点検していきます。
摩耗するカムシャフトやクランクシャフト等の主要部品も寸法測定し基準値と比較して再使用できるかの判断を行っています。
また、クランクシャフトのシール当たり面が摩耗しておりました。
弊社ではこのような摩耗も溶射と研磨によって再生させます。
左下写真の状態では段付き摩耗によりオイルシールとの当たりが悪くオイル漏れを起こす場合があります。
溶射で肉盛りした後、研磨しシール当たり面をフラットにします。
シリンダーヘッドのオーバーホールやEGRや補器類の点検等様々な工程を終えた後、
不具合のある部品や消耗部品を交換・再生してエンジンを組付けしていきます。
分解後の点検結果を、御客様に報告し、ご要望に沿った仕様で組付けしていきます。
サプライポンプやターボチャージャー、EGRといった補器類を
不具合内容やお客様のご予算に合わせて提案させていただきます。
エンジン組付け後実負荷運転試験を行いお客様に納品させていただきました。
QSL9-4AはTier4interim規制に適合した電子制御のエンジンです。弊社ではこのような電子制御のエンジンの様々な不具合にも対応します。
CUMMINSエンジンでお困りのことがございましたらご相談ください。
お問い合わせ(https://industrial-engine-maintenance.com/contact/)
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