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CASE: 公共施設 非常用発電機S6B-PTA 擬似負荷運転試験
- サービス名非常用発電機 点検・メンテナンス
- 業界官公庁
- エンジンメーカー三菱 エンジン
- エンジンサイズ265kW
こちらは、産業用エンジンメンテナンス.comを運営する中田エンジンが実施した、
公共施設の非常用発電機の擬似負荷運転試験の事例です。
6600Vの高圧の非常用発電機で、エンジンは三菱のS6B-PTAです。
今回、半年ごとの第一種点検と消防機器点検、
消防法に基づく6年ごとの負荷運転試験を行いました。
以前、220V低圧非常用発電機の負荷運転試験の事例を紹介した際は、
持ち運び可能な小型の擬似負荷装置を使用しました。
(CASE: 非常用発電装置(PX-95ESR(BB)) 擬似負荷運転
https://industrial-engine-maintenance.com/overhaul/1512/)
今回は6600Vの高圧非常用発電機ですが、擬似負荷装置の定格が220Vのため、
変圧器を使用して6600V→220Vに電圧を落とします。
出力に合わせて擬似負荷装置も一回り大きいものになります。
変圧器は重量があり現場への運搬は難しいため、
トラック荷台に載せたまま駐車エリアからケーブルを引き回し、発電機盤に接続します。
この現場では階段等もあり、30mほどケーブルを引きました。
結線時は適確に、検電、計測、放電を行い、
接続箇所は絶対に触れないよう絶縁シートで覆って安全養生をします。
また、高圧非常用発電機は主回路遮断器(52G:VCB)を投入する際、
商用電源が切れないと遮断器がONにならないようにインターロック回路が構成されています。
現場ごとに設備の制御電気図面をよく確認して、各信号を短絡、または離線しておく必要があります。
あとは通常通り、無負荷→10%→20%→30%→無負荷クーリングダウンの順で
負荷運転を行い、回転数、油圧、水温、騒音、振動など運転データを採取していきます。
その際、煙突からの発煙状況も確認します。
この現場は以前から定期メンテナンスをさせていただいており、
負荷運転の前日にも半年点検を実施していることから、
負荷運転試験のデータに異常はみられず、無事に終了しました。
納入後6年経過で、排気管に溜まったカーボンの除去もでき、
負荷運転試験の役割を果たせたと考えます。
非常用発電機は日頃のメンテナンスで無負荷運転をしていても、いざ停電して負荷がかかると出力があがらない、異常が出て止まってしまうということもあります。
もしもの時、確実に、安全に使用できるよう、6年ごとの負荷運転の実施を推奨します。
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