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CASE: 三菱フソウ大型トラック用エンジン6R10について
- サービス名当社工場内 整備・オーバーホール
- 業界トラック
- エンジンメーカー三菱ふそう エンジン
- エンジンサイズ13L
今回はオーバーホールや不具合事例ではなくコラム的な記事になります。
弊社にも問い合わせが度々ある三菱フソウスーパーグレート及びエアロエースに搭載されている6R10エンジンについてご紹介させていただきます。
まず6R10のスペックから
- サイズ:13L
- DOHC
- インタークーラターボ
- 最高出力350~520PS(約6種類T2,T3,T4,T5,T6,T7,T8)
- 増圧式コモンレールシステム
- BOSCH製サプライポンプ
- パワータード(ジェイクブレーキ)
メルセデスベンツ、三菱フソウ、デトロイトディーゼルの3社で基幹エンジンを開発、そのエンジンをベースに三菱フソウトラック向けとして生まれたのが6R10というエンジンです。
このエンジンサイズでDOHCというのが珍しいですね。カミンズではQSX15等もDOHCですが自動車のように給排気でカムシャフトを別々にしている大型エンジンはなかなかいないのではないでしょうか。(後のVVT化を想定しての設計との情報もありますね)
燃料噴射方式も特殊です。
【X-Pulse】という名前の燃料噴射方式らしいですが一番分かりやすい点がインジェクターのハーネス接続ピンが4本です。
通常のインジェクター(2ピン)+増圧用の回路でしょうか。コモンレールシステムでただでさえ高圧な燃料圧力をさらに増圧させるのですかね。。最新技術ですね。
オイルミストセパレータ(PCV,CCV,ブローバイセパレータ)も変わった物になっています。
遠心分離でブローバイガスとオイルミストを分離させるものですね。
そんな素晴らしいエンジンなのですが一部のモデルには中々問題もあったようです。
インジェクター、オイルミストセパレータ(ブローバイセパレータ)、オイルポンプに一部の車両を対象にリコールが出ています。燃えたという話は耳にしてましたが原因と対策が記されています。
6R10の後継に6R20、6S10というエンジンもあります。
それぞれ6R10をさらに発展させたエンジンでX-PulseがⅡになったとか紹介を続けたいのですが今回はここまでにします。
トラック用のエンジンは産業用のエンジンとはまた違った進化をしていて面白いです。
私たちも最新の技術についていけるように日々研鑽せねば。。。お読みいただきありがとうございました。
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